トップページ >燕三条の職人紹介 梅心子

  刃物製造 
 
梅田 効作 氏



 使い手の満足を追い求めて


 梅心子は江戸時代より250年以上もの間、三条の鍛冶屋として刃物製造を行っており、技術と伝統を守り続けながら、今なお手づくりで小刀・彫刻刀を生み出しています。
 梅田さんは、この伝統ある梅心子の後継者として6代目梅心子圀光(ばいしんしくにみつ)である父親の家業を継ぎ、7代目として日々製作に励んでいます。
 この道31年になる梅田さんが、本格的に刃物作りを手掛けるようになったのは6代目が入院した事がきっかけだったそうです。ちょうどその頃大口注文が入り、納期に間に合わせる為夜通し作り続けたと言います。
しかし、一時帰宅を許された6代目はそんな梅田さんを手伝うわけでもなく、ただ見守るだけだったそうです。
「今となってはあの時、全ての製作工程を経験したおかげで全部できるようになった。
口出しするとケンカになるとわかっていたから黙っていてくれたんだろうね。」とおしゃっていました。
職人仕事は口で教えてもらえはしません。毎日の積み重ねで経てきた感覚が自然と体に浸み込んでいたのでしょう。


         
 
 

 職人の手の感覚は鋭いものですが、梅田さんも自分の感覚は大切にしつつ研究も怠らないようです。
長年、作り続けてきてこだわりも強くなってきたそうです。
職人の技術やプライドは、使ってくれるお客様が育ててくれると梅田さんは言います。
大切なのはお客様が納得できるものを提供したいという考えの基、見た目だけではわからない使った時に「やっぱり梅心子はよく切れる」と言って頂けるよう、常に品質の向上を図って行けたらとおっしゃっていました。


   最近では、鍛冶仲間から色々なことを教わったり情報交換をする中で、様々なものを作ってみたいという気持ちが生まれたそうです。どんな製作に挑戦したいかお聞きした所、両刃の包丁などを手がけてみたいとおしゃっていました。
 量産体制、価格競争が当たり前になった市場において、世紀をまたいで伝統を受け継いできた事は言葉では語れない程の苦労もあったでしょう。
 しかし先代の時代からきっとそうであったであろう、使い手の満足を追い求め真摯にもの造りを続けてきた姿勢は、梅田さんの造ることは楽しいと笑顔で語る姿が物語っていました。
そして、この先もひたむきな挑戦は続いていくでしょう…。

有限会社 梅心子

〒955-0842 新潟県三条市島田3丁目3-20
TEL 0256-33-3241 FAX 0256-33-3241

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